Ancient and Historic Gold  Nandin 

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金製指輪(Nandin)  Sold 

インドネシア 中部ジャワ 7世紀~10世紀
材質:金 高:2.6cm 幅:2.9cm 重:21.2g サイズ:63-64(japan23-24)

乳白色の牡牛ナンディンはヒンドゥー教の最高神シヴァ神のヴァ―ハナ(乗り物)
として付属的に表されるだけでなく、シヴァ寺院の前には独尊として安置されます。
聖牛ナンディンの耳元でそっと願いを囁くとシヴァ神に願いが届き、叶うとされて
おり、独尊としても広く信仰を集めています。

四肢を折って優しい表情で蓮華上に伏す、こぶ牡牛の姿で、角や耳、背中のこぶ
首のしわ、柔らかく美しい体躯表現などは、他に類を見ない秀逸さを見せています。

この聖牛ナンディンの金製指輪は品格と気品に溢れ、二度と出会うことの出来ない
クオリティーと芸術性を備えています。

サイズは装着感から概ね成人男性の人差し指、親指のサイズと思われますが

古代、中世の指輪で大きく優れたものの多くは、このサイズの前後に属しています。

本来護符である指輪は、古代より親指は幸運を呼ぶと言われ、男性の支配者は
好んで親指に装着し、また人差し指の指輪は指揮者のシンボルとして
西洋、
東洋を含め、王侯の多くは人差し指に権力の象徴として金製の指輪をはめました。


現代でも東南アジアで王室の残るタイなどでも、戴冠式の王の正装では人差し指に
象徴的な大きな金製宝飾指輪をはめています。

ナンディンの名前は「幸福」 「幸せなもの」を意味し、全ての四足動物の守護神と
され、
豊穣や力の象徴でもあります。