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つまみ上げて作られた鼻と大きく見開いたような穴の開いた丸い眼が特徴的な、インダス土偶です。
胸飾りで飾り、真っ直ぐの髪を長く垂らし、くびれた腰でグラマーなスタイルの良い女性土偶で、全
体的に状態も良く直しはありません。
多産と豊穣への祈りを込めて作られたと考えられ、このタイプの土偶はバローチスターン地方のメ
ヘルガル遺跡から、数多く出土しています。
世界四大文明展のインダス文明展(NHK 2,000年)で紹介され、その5,000年近くの悠久の時と見
開いた眼で虚空を見るような、不思議な雰囲気の土偶で注目されました。
パキスタン メヘルガル出土 紀元前3,000〜2,000年
材質 テラコッタ(土偶) 高7cm(台込15.5cm)
インダス女性土偶