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ガルーダ装飾金具 kb 82

アンコール期 12世紀〜13世紀
材質 青銅 高:23cm


アンコール遺跡群の浮彫レリーフなどでも見られる、輿の担ぎ棒の先端
や戦闘用二輪馬車などに取り付けられた装飾金具です。

ガルーダ(ガルダ)は鳥族の王でありヒンドゥー教の神で、ヒンドゥー教で
最高神のヴィシュヌ神を乗せることでも知られます。

仏教にも採り入られ日本では迦楼羅(かるら)と音写され、金翅鳥 (こん
じちょう)とも呼ばれています。


クメールの青銅金具のガルーダには、鳥の頭部に人間の身体、腕や手
などを擬人化したものと、鳥類そのままの姿で、表現されるものがあり
ますが、 この作品は鳥類そのままの姿で力強さと気迫を感じさせます。