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打刻印貨幣(コーサラ国)

インド 紀元前5〜3世紀 16大国時代 コーサラ国
材質 銀  径:2.7cm 重:4.34g
 ガジプール出土 (保管展示ケース)

カジプール出土の打刻印貨幣です、仏陀(釈迦)が生誕し活躍したのは
今から、おおよそ2500年前の紀元前5世紀頃と言れています。

インドの貨幣の始りもこの頃と考えられています、多くが銀の板に複数
の刻印を打ち、打刻印貨幣(パンチマークコイン)と呼ばれています。

コーサラ国は釈迦の時代に存在した、仏教経典にも記載された十六大国
の一つです。

釈迦のシャーキヤ国は、そのコーサラの属国で、釈迦の父シュッドーダナ
はシャーキヤのラージャ(王)でした。


仏陀自身も人生の多くを、このコーサラ国で過ごされ、仏教説話にもコー
サラ国での出来事が多く語られています。

また、古代インド二大叙事詩の「ラーマーヤナ」の主人公ラーマ王子(ヴィ
シュヌ)は、コーサラ国の王子で、羅刹王ラーヴァナにさらわれた王妃シー
ターを猿神ハヌマンなどの助けをかり救い出し、国王に即位する物語でも
コーサラ国は知られます。

刻印の少ない面の4つの大きな刻印が公式な発行者の刻印で、多くの
小さな刻印は両替商の刻印と考えられています。

特にこのコインは打刻印が多く、幾何学的な刻印の集積は、原初宇宙や
古代の海底などを連想させる神秘的な雰囲気で魅力のあるコインです。