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仏陀坐像  sa110

ビルマ(ミャンマー) マンダレー様式 アマラプーラ 19世紀 (1845年)
材質 大理石 高:64cm 幅:56cm 

コンバウン王朝(1752年〜1886年)はビルマ王国の最後の王朝です。
アマラプーラは、幾度か遷都を繰り返したこの王朝で、2度に渡り王
都となります。 王都マンダレーに先行するものですが仏像様式では、
マンダレー様式の仏像です。

アマラプーラはパリー語の「不滅の町」の意味で、1857年にミンドン王
によりマンダレーに遷都されるまでエーヤワディー川の東岸の王都で
した。そのマンダレー王都も英緬戦争で1885年マンダレーは陥落し英
国に占領されビルマ王国は終焉します。

この上質で美しい大理石の仏陀坐像は、結跏趺坐に触地印を結んで
います、台座にはビルマ文字にて銘文が刻まれています。

銘文には、ビルマ暦1207年の記載があります、ビルマ暦 1207年は西
暦の1845年になり、現在まで173年の時を刻んでいます。左手の人
差し指の指先には僅かな欠損の補修があります。