sa128

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金属分析 Au(金)Ag(銀)Cu(銅)金の純度は19.7K(1000分率で823)。

ルビーの主成分Al(アルミニウム)に、赤色を呈する僅かなCr(クロム)が認められます。

金製宝飾指輪

タイ アユタヤ王朝期 16世紀〜18世紀
材質:金・スピネル・ルビー 高:2.2cm 重:3.3g 

1351年にウートン王によって建都され、17世紀初めにはヨーロッパと東アジアを結ぶ国際貿易都市として
繁栄し、栄華を極めたアユタヤ朝時代の女性らしいデザインの優雅で美しい金製宝飾指輪です。

中央の石は、カボションカットのスピネル、左右脇石にはカットを施されたルビーがセットされています。
スピネルは、聞きなれない宝石ですがビルマ(ミャンマー))やスリランカが産地として有名で、18世紀以前
においては赤色透明の宝石はすべてルビーと称されていました。この赤い色のレッドスピネルは、長い間
ルビーと混同されていましたが、1783年になってルビーとスピネルの違いが科学的に明らかにされました。

イギリス王室の戴冠式用の王冠に飾られている170カラットの『黒太子のルビー』や、王家に伝わる353カラ
ットの伝説のルビー『ティモール・ルビー』はルビーではなく、いずれもこのスピネルでした。

1415年、イングランドとフランスの戦い(アジャンクール)でヘンリー5世は『黒太子のルビー』を装飾した兜を
つけて戦いにのぞみ、敵の戦斧の激しい一撃に、スピネルが戦斧を跳ね返しヘンリー王は命拾いして戦い
に勝利したと伝えられています。また、ルビーは、不滅の炎と信じられ、情熱や深い愛情を象徴しています。
不死身の力を授けるものとして、戦場での傷よけの護符であり、出産のお守りとしても貴ばれきました。

当然ではありますが、古代から、この時代を含め現代のような金品位などの刻印は存在しないため、蛍光
X線元素分析テストにて、金品位・宝石の分析をしております。(下記分析結果をご覧ください。)
※指輪のサイズは、日本サイズ 約 8 前後に相当します。

中央の大きな石の分析では、スピネル(化学式MgAl2O4)と確認できます。