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へーヴァジュラ曼荼羅型  Sold

クメール アンコール期 12世紀~13世紀
材質 青銅 高:18.2cm
 

塼仏を製作する青銅型で、クメールの祠堂をかたどり、中央では
片脚立ちでマーラ(魔)を踏みつけて踊る八面十六臂の後期密教
の尊格へーヴァジュラが表されています。

その周囲には八女尊(ヨーギニー)が片脚を上げ踊る姿で囲み
へーヴァジュラ曼荼羅を構成しています。

下段基部では四臂の五神を配し、最上部ではナーガ上の仏陀
坐像、下段に五仏、多臂の五神、七仏を配します。

クメールの青銅型の遺例中、精緻で装飾性に優れ最も美しいと
される作品で、状態は良く緑青の美しいグリーンとブルーパティ
ナが美しく魅力ある作品です。