Sa163
ナーガ頭部
タイ スコータイ王朝期 13世紀~15世紀
材質 スタッコ(化粧漆喰) 高:24㎝(展示台含 高:34㎝)
スコータイ王朝期のナーガ神(蛇神)の頭部です、この時代の
寺院はレンガで建築され、スタッコで荘厳されていました。
この作品も、寺院を守護し荘厳していたナーガ神像の残欠です。
ナーガ神は、古代インドの蛇神崇拝に起源があるとされ、世界
中の多くの地域の神話で宇宙や世界の創世にかかわってい
ます。
仏伝では仏陀(釈迦)が悟りを開くときに守護したともされ、その
後、仏教に竜王として取り入られ、仏教の守護神とされています。
頭上に冠を戴き、右目は欠損するも、口元も厳しく迫力のある
風貌で、下部に一部骨材のレンガが見られます。
シンプルな黒色のメタルの展示台で美しく展示していただけます。