ビルマ漆工芸美術 05

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朱漆蒟醤椀     

ビルマ パガン 20世紀初(1900~1930年)   
材質:竹(藍胎)・漆 高:9㎝ 径12.1㎝


蒟醤(きんま)は、漆器の面に文様を線彫りして、その線の中に
黒、黄、緑などの色漆を充填して、乾かしてから研ぎ出して
平面的な文様を描き出す技法のことで、ビルマやタイに見られ
美しく精緻なビルマ、パガンの作品は高名で、世界中の美術館
や博物館に収蔵されています。

やや大ぶりのの椀で精緻な蒟醤で、人物文が描かれた枯れた
漆の美しい作品です。

参考図版:世界美術大全集 東南アジア編12 小学館 2001年