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男神像立像(シヴァ)

クメール アンコール・ワット様式 12世紀
材質:青銅鍍金 高:9㎝(臍含9.8㎝) 展示台含 高:15.5cm

2臂の男神像で、恐らくシヴァと思われる青銅鍍金の珍しい作品です。

頭部は神を円筒形に高く編み上げた髪髻冠に、冠帯を結び、装身具は
耳飾、胸飾、臂釧、足釧が確認できます。

小さな作品ですが、優れた造形に精緻で美しい腰布を付けた、ひときわ
目を引く、厚く素晴らしい輝きを放つ金鍍金の神像は、クメール青銅では
世界の美術館・博物館でも殆ど見ることのできない稀で、貴重な作品です。

腕先(手)補修が見られるものの、その金鍍金の輝きで存在感と神性を
感じさせるアンコール・ワットの素晴らしい作品です。