ab01

BACK

豊穣多産の女神(チャルサダ人形)

ガンダーラ チャルサダ  紀元前2世紀~1世紀

材質:テラコッタ 高:14.3cm(展示台含 高:20.4㎝)

ガンダーラの中心都市の一つ、パキスタンのペシャワール近郊の都市遺跡
チャルサダで出土した素焼きの女性像です。

ギリシャの前3世紀~1世紀頃のテラコッタ、タナグラ人形に似た作品で、
ガンダーラ美術へのギリシャ美術の影響が指摘される、チャルサダ人形とも
呼ばれる素焼き(テラコッタ)の女性像です。

アレキサンダー大王の東征により、ガンダーラの地をインド・グリーク朝が
支配した時代から、ペシャワール、チャルサダ周辺に住みついたギリシャ人
の手によるものとされています。

ガンダーラでは、ギリシャ・ローマの美術造形を示すテラコッタの小像が
出土しています。

それらの多くは、エロス(童子)や女性像が多く、チャルサダの女性像は
沐浴の儀式用水槽などからも出土し多産・豊穣などの芸術と儀式に関連する
ものとの指摘があります。

美しい花の大きな被り物で装飾され、小さな胸は若々しさを感じさせます。

アメリカ合衆国オハイオのクリーブランド美術館に、本作品に近似した作品
チャルサダの女性像が
、Pakistan,Gandhara 「Fertility Goddess」
表記され収蔵されています。