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Ancient and Historic Gold Jewelry from Southeast Asia



蛍光X線元素分析について

エネルギー差は元素ごとに固有で蛍光X線のエネルギーも元素に固有であるため
蛍光X線を物質に照射し発生する固有X線(蛍光X線)のエネルギーや強度から
成分元素や構成比率を分析する手法です。

考古学の分野でも、非破壊での分析が可能なため、遺物の主成分や微量成分を
分析し物質史情報を得る事が可能で研究に役立っています。

Ancient and Historic Gold Jewelry from Southeast Asia でご紹介している金宝飾では
多くの場合で蛍光X線元素分析を行っております。

19世紀以前のAncient&Antique Goldの場合、現代の18Kや24K(刻印)などは存在
しないため、金製品で重要な金の含有量など、正確な材質をお知らせしています。

古代及び歴史の中の金製品において、金の純度が作品の価値を左右するものでは
ありませんが、古美術作品の科学的な物質情報として活用しています。

また、蛍光X線元素分析の実施は、直接的な制作年代の判断とは無関係ですが
金・銀・銅などの構成比率や微量成分の存在から、私どもの経験と知識や蓄積分析
データの比較などにより、古い時代の金製品(古美術作品)の特徴と照らして
ご紹介するために役立ています。


蛍光X線分析記載の主な元素記号 

Au 金
Ag 銀
Cu 銅


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