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Ancient and Historic Gold 09

金製指輪(Spiral )

インドネシア 中部ジャワ 8世紀~12世紀
材質:金  高:2.3cm  重:4.6g  サイズ:59-61(japan 19-21)

DNAの螺旋構造と同じに生命の力を感じさせ、エネルギーの流れを表し
太古の古代世界から用いられてきた神秘的象徴の渦巻(Spiral)文様は
呪術的意味が込められ、渦は神々の源泉でもありました。

ヒンドゥー教の天地創造神話である、乳海攪拌では、神々とアスラが大蛇
(竜王)を、大マンダラ山に巻き付け引き合い大海を攪拌し、渦巻く大海から
太陽や月、女神、そして不死の飲料アムリタ(甘露)をも生み出されました。

バビロニアの天地創造神話のエヌマ・エリシュでも、淡水と海水が一つに
混じりあい、聖なる渦の中で神々が作られたとされています。

世界各民族の多くの創世神話では原初の水、大気などが渦を巻くパターン
が語られています。

古代遺跡の石を環状に配置した環状列石のストーンサークル、自然界で
見られる夜空の星々、天空の回転やアンモナイトや巻貝、水の渦巻、竜巻
など、人々はこの渦巻、螺旋に神秘を感じ
神を感じ、神の降臨をも願った
のでしょう。


ジャワの歴史の中で残された、黄金の針金で制作された渦巻意匠の指輪です。



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