Ks117

神像頭部(ヴィシュヌ)
クメール美術 9世紀末~10世紀初 

材質:砂岩 高:18.5㎝(展示台含 高:23㎝)

ヴィシュヌ神の頭部と想定される、プレア・コ―様式の9世紀末と10世紀初め
のバケーン様式の特徴を表す神像頭部です。

この時代の遺された神像作品は非常に数少なく、頂上に饅頭形を乗せる八角
塔形の宝冠で、やや低めの冠帯には菱花文と列弁文が刻まれています。

両眉を一直線とし、上下のまぶたは線刻で表現され、眼には瞳を刻んでいます。
髭をたくわえた口元は僅かな笑みを浮かべ、頭髪と顎髭が帯状につながり顔の
周囲を被い、部分的に細かな毛筋が刻まれた秀逸な作品です。