Ancient and Historic Gold 15

金製印章指輪(カーネリアン・紅玉髄)

クメール プレ・アンコール 7世紀~9世紀
材質:金・カーネリアン 高:2.3cm 横:2.7cm 重:7,3g


クメールのプレ・アンコール期の金製指輪に、僅かに見られる印章指輪で
メイン・ストーンはカーネリアンのインタリオ(沈み彫り)です。

これらの印章指輪のカーネリアン、瑪瑙などのインタリオは、ササン朝
ペルシャ(3世紀~7世紀)で制作され、東西文化の橋渡しをした中央アジア
のシルクロードを通してもたらされ、プレ・アンコール期にカンボジアで指輪
として制作されたものと考えられています。

このインタリオのモチーフは四つ足で、恐らく馬を表現しているものと思われ
インタリオの石に沿って、金で包み込む形のベゼルに、大きく横に張り出した
ショルダー(肩)が特徴的な指輪です。

指輪として通常の使用に耐える強度はありますが、サイズ的には真円でなく
僅かに変形もしているため正確なサイズは不明です、一般的な男性の小指
指が細めの方であれば薬指に着けることも可能なサイズ感だと思われます。