ガネーシャ Sold
インド 13世紀〜14世紀
材質 石 高:40cm (展示台含 高:45cm)
ガネーシャはヒンドゥー教の神で、あらゆる障害をとり除く力をそなえた
神として信仰され、知恵、知識の神様でもあります。
また起業の神として事業の成功をもたらすとして、人間の身体に象の
頭を持つユニークな姿で、ヒンドゥー教の神で最も人気がある神様です。
ガネーシャは、シヴァ神と神妃パールヴァティーの子供で、象頭の由来
は数多くあり、母パールヴァティーの言い付けで沐浴の見張りをしてい
たガネーシャは、知らずに戻ってきた、父シヴァを阻止した為シヴァの
怒りを買い首を切り落とされてしまいます。
嘆き悲しむパールヴァティーをなだめるため、シヴァは最初に家の前を
通った生き物である、象の頭を取ってガネーシャの首につけ、生き返ら
せた伝説が、一般的に良く知られています。
このガネーシャ像は、やや緑がかった石に彫刻され、4本の腕を持ち、
持物は右手(下)折れた自身の牙・右手(上)斧・左手(下)菓子・左手
(上)蓮華を持っています。足元には、乗り物のネズミが彫刻されてい
ます。 背面の下で石目に沿って欠損していますが、台に確りと固定さ
れ展示には問題ありません。
この作品は、2012年ミホミュージアムと古代オリエント博物館主催の
「空想動物の世界」 聖なる古代の物語展に出品展示されました。
なかでも、世界水準のマスターピース・数々の名品収蔵で知られる
ミホミュージアムでの展示、図録収録の来歴は作品価値を高めて
おり、作品評価を不変のものとしています。
この展覧会は、MIHO MMUSEUM と古代オリエント博物館の巡回展
として開催されました。 図録所載作品