金製宝飾指輪  Sold


タイ アユタヤ王朝期 16世紀~18世紀
材質:金・スピネル・ルビー 高:2.2cm 重:3.3g サイズ:48~49(japan 8~9)

1351年にウートン王によって建都され、17世紀初めにはヨーロッパと
東アジアを結ぶ国際貿易都市として繁栄し、栄華を極めたアユタヤ王朝
の女性らしいデザインの優雅で美しい金製宝飾指輪です。

ベゼルの中央の石は、カボションカットのスピネル、左右脇石にはカットを
施されたルビーがセットされています。

スピネルは、聞きなれない宝石ですがビルマ(ミャンマー)やスリランカが
産地として有名です。

この赤い色のレッドスピネルは、長い間ルビーと混同されていましたが、
1783年になってルビーとスピネルの違いが科学的に明らかにされました。

18世紀以前までは、赤色透明の宝石はすべてルビーと称されていました。


イギリス王室の戴冠式用の王冠に飾られている170カラットの「黒太子の
ルビー」や、王家に伝わる353カラットの伝説のルビー「ティモール・ルビー」
はルビーではなく、いずれもこのスピネルであることが現在判明しています。

ルビーは、古代より不滅の炎と信じられ、情熱や深い愛情を象徴し、不死身
の力を授けるとして、戦場での傷よけの護符であり、出産のお守りとしても
貴ばれきました。

Ancient and Historic Gold 02

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