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This is The Khmer Art Naga

ナーガ(軒飾り)
クメール バプーオン様式 11世紀
材質:砂岩 高:91cm (展示台含 高:102cm) 
展示台サイズ:52.5×37×4.5cm


ナーガは、コブラの頭を持つ蛇王で七つ又は、五つ、三つの頭で表さ
れる水の神であり、地底界、財宝の守護神ともいわれています。 
また仏教においては守護神として採り入られ、龍(竜)と漢訳されています。

クメール美術に於いて、ナーガは至る所で表現され寺院建築では祠堂を
守護し、橋の欄干や様々なクメール芸術の中で多用され、クメール美術
の一つの象徴でもあります。

威圧する厳しさを持った優れた彫刻作品で、スケールと優れたクオリティー
のミュージアムピースで、この作品は、在日本国カンボジア王国大使館の
後援で開催された「アンコール王朝展」2005年に出品展示されています。

また、独立行政法人国立文化財機構(東京・京都・奈良・九州国立博物館、
東京・奈良文化財研究所)監修の「日本の美術」No510・龍に取り上げられ
カラー図版にて掲載され紹介されています。

この「日本の美術」で使用される図版は、殆どが国宝・重要文化財、又は
博物館、美術館所蔵作品で紹介解説がなされ、国立文化財機構が監修する
権威ある専門書であります。

※ 作品画像をクリックしていただくと拡大画像がご覧いただけます。

『日本の美術・龍・No510』 所載図版 16ページ第28図 

『アンコール王朝展』 在日本国カンボジア王国大使館後援 2005年 展示品ガイド所載 

『日本の美術・龍・No510』  勝木言一郎 至文堂 2008年 所載(第28図)