ap09
蝕地印仏陀坐像(型) Sold
タイ ハリプンチャイ 12世紀~13世紀
材質:テラコッタ 高:14,5cm
ハリプンチャイは、現在のタイ北部のランプーンを都として7世紀~
13世紀にかけて存続したとされるモン族の国家です。
土を型押しして形成された、いわゆる「塼仏(せんぶつ)」を制作
するための型です。
豊かな仏教美術を育んだハリプンチャイでは、多くの優れた塼仏を
遺しましたが、型が遺されることはあまり多くありません。
外周の欠損はありますが、型部分の欠損はなく楽しめる作品です。
この作品では、龕の中心に蝕地印仏陀坐像を、左右に蝕地印仏陀坐
像2躯、さらにその外側に、片膝を立てた姿の仏弟子を2躯、その上部
に仏陀坐像2躯を表しています。
龕の上部はクメール、ロブリー様式の混合した様式化された塔の各所
に3躯の仏陀坐像を配し、10躯を表現しています。