Ancient and Historic Gold 06
金製指輪(霊木)
クメール アンコール王朝期 12世紀~13世紀
材質:金・木(?) 高:2.1cm 重:3.7g サイズ:53-54(Japan,13-14)
6世紀頃より、インドシナ半島のカンボジアを中心とする地域で
クメール族がインドからもたらされた、仏教とヒンドゥー教にもと
ずく、伝統と宗教を人々が取捨選択したなかで土着化し、独自の
クメール文化を創り上げました。
9世紀には、アンコールの地が王都とされ、13世紀頃まで歴代
の王により、多くの石造寺院が建築され、クメール王国の黄金
期を迎えます。
この時期をアンコール王朝期と呼び、世界遺産のアンコール・
ワット寺院(12世紀)やバイヨン寺院(12末~13世紀初)など多く
の遺跡が建築され遺されています。
往時の遺物として、僅かに遺された金製指輪などにより王侯貴族
の栄光の時代の輝かしい生活の一端が偲ばれます。
指輪のベゼルには、クメールの特徴的な四つの爪で止められた
不定形の石、又は霊木(護符)などの植物由来のものでしょうか
黒色の石化したようなオリジナルのものがセットされています。
装身具、指輪などはもともとは護符であり、身に付けることで身体
の安全や、一族の繁栄を祈願していたとされ、指輪の円は、古代
からエンドレス、永遠性をあらわすシンボルでもありました。
指輪サイズに付きましては、現代の正円のものとは異なり、僅かに
楕円の場合、また殆どの指輪が出土品でもあり僅かにゆがみなども
ある場合も多く、おおよそのサイズ記載になります。
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