金製指輪(Sri Symbol Inscription) Sold
インドネシア 中部ジャワ 8世紀~10世紀
材質:金 高:2.3cm 重:14g サイズ:57~58(japan 17~18)
インドネシアの稲の女神、豊穣と成功の女神スリ(デヴィ・スリ)のシンボル
を刻む、シール(印章)金製指輪です。
スリは、インドネシア土着の吉祥の女神で、インドネシアのヒンドゥー教に
おいてはヴィシュヌの妻とされ、ラクシュミーとされます。
ゴールドは最も古い原初の時代から人類が手にすることが出来たジュエリー
素材でした、ゴールドは鉱脈が存在する地域の河川において、砂金やナゲッ
ト(金塊)などの自然金として採取されました。
美しい色と輝き、錆びず腐食せず、永遠に不変のゴールドに人類は魅了され
神話世界の古代より、様々な文化文明のなかで装飾品として愛されて来ました。
シールは、古代エジプトに遡る一種の印章で、押し付けたクレイ(粘土)などの
表面に文字や絵柄がレリーフとして残るもので、古代より指輪のセンターに置
き、適正な取引の証明として署名や所有権を記すためなどに用いられました。
ゴールドのリングは地位や権力の象徴として、また吉祥な絵柄や文字、マントラ
(真言)などを刻み、アミュレット(魔除、護符)やチャーム(幸運のお守り)
としても愛用されていました。
米国のメトロポリタン美術館では、多くのジャワ金製装飾品が収蔵され、この
指輪に近似したSri Inscriptionの作品が収蔵されています。
Metropolitan Museum of ArtのHPで下記英文で検索してご覧になれます。
Sri Inscription
指輪サイズに付きましては、現代の正円のものとは異なり、僅かに楕円の場合
出土品で僅かにゆがみなどもある場合もあり、おおよそのサイズ記載になります。
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