苦行者
クメール バプーオン様式 11世紀
材質 砂岩 高 25.5cm(展示台 30cm)
11世紀の寺院建築の軒飾りに彫刻された、おそらく
シヴァの表現としての苦行者(僧)レリーフからの頭
部残欠であると思われます。
本来は開眼であったと思われますが風化により眼
を閉じているようにも見え、静かに瞑想する表情は、
神秘的で雰囲気のある作品です。
レリーフを背面で固定した艶消し黒色の展示台で、
レリーフを漆黒の空間に浮かせたイメージの、作品
を邪魔することのないシンプルな展示台に仕上がっ
ています。