ks56

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苦行者

クメール バプーオン様式 11世紀
材質 砂岩 高 25.5cm(展示台 30cm)

11世紀の寺院建築の軒飾りに彫刻された、おそらく
シヴァの表現としての苦行者(僧)レリーフからの頭
部残欠であると思われます。

本来は開眼であったと思われますが風化により眼
を閉じているようにも見え、静かに瞑想する表情は、
神秘的で雰囲気のある作品です。


レリーフを背面で固定した艶消し黒色の展示台で
レリーフを漆黒の空間に浮かせたイメージの、作品
を邪魔することのないシンプルな展示台に仕上がっ
ています。