ks90
祠堂形軒飾り
クメール美術 アンコール期 9世紀〜10世紀
材質 砂岩 高:50cm 幅:30cm 奥行き:30cm (展示台含む 高:67cm)
祠堂の軒飾りで、祠堂そのものを意匠としています。
祠堂のミニチュアを軒先に荘厳する手法はインドに源流があるようですが、クメー
ルでも、各階の屋根の突出部に軒飾りを配置してます。
このミニチュアはクメール寺院祠堂を正確に表しています、基壇から身舎、屋蓋、
付け柱やリンテル、破風なども確認できます。
最上部や基壇など部分的に破損していますが、クメール遺跡の9世紀〜10世紀
の祠堂が建ち並ぶ遺跡群そのものを見るようで、雰囲気のある作品です。