付柱(仏陀坐像)
クメール バイヨン様式 12世紀末~13世紀初
材質 砂岩 高:56.5cm(展示台含 高:64cm) 幅:36cm
バイヨン様式の付け柱で、彫りの深い唐草に囲まれた中央では
蓮華の上で禅定印を結ぶ仏陀が坐しています。
このような付け柱では、上下に連続した意匠で彫刻され、下段
にも仏陀を見ることが出来ます。
バイヨン期以降に起こった廃仏のため、浮彫りでも多くの仏陀
像が削り取られ、浮彫りレリーフで仏陀が残される例は稀で珍
しく遺された数は僅かです。
背面は、重量と厚さ軽減のため人為的にカットされています。