ks165

リンテル(カーラ・インドラ)
クメール バプーオン様式 11世紀
材質:赤色砂岩 高:41cm (展示台含 高:51cm ) 横:46㎝


リンテルはクメール寺院の祠堂などの出入口開口部の2つの支柱の上に水平
に渡した石の建築部材で精緻な彫刻で装飾され「まぐさ石」とも呼ばれいます。

神々の神話などを題材とし美しく彫刻されたリンテルはクメール建築の見所でも
あり、クメール芸術の代表的な一つの象徴的彫刻作品です。

また、クメール寺院のリンテルはフランスの研究者により詳しい編年がなされて
おり遺跡の建設年代を推定する上での貴重な資料となっています。

この作品はリンテルの最も重要な中央部の残欠で、硬質で密度の高いクメール
では数少ない赤色砂岩に精緻で圧倒的な迫力を持った力のある彫刻が施され
ています。
カーラから吐き出された花綱と、燃え上がる炎のように激しく渦巻く葉状文様
そしてカーラの上部には片膝のヴァジュラ(金剛杵)を持つ姿のインドラ神(帝釈天)
が表現されています。


カーラは、時間を司る神とされ、クメール寺院のリンテルの中央に描かれ守護神
として門番のごとく鬼面、鬼神として表現されています。




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